あまり知られていませんが、車を売る時には還付される(戻ってくる)税金と、支払わなくてはならない税金があります。
還付される方は多いですが、支払わなくてはならない税金はほとんどの方に該当しないです。
車売却時の税金についてまとめるので、当てはまることがある方は1度確認しておきましょう。
支払う必要がある税金は所得税
所得税を支払うことは普通の方ならまず無いと思います。
簡単に説明すると、購入した時の金額よりも売る時に高く売れた場合に計算しないといけません。
しかし特別控除が50万円もあるので、実際には購入した時の金額よりも50万円以上高く売れたときだけにかかる税金になります。
たとえばあなたが60万円で購入した車が売る時には100万円になった、という場合でも売却益は40万円で特別控除の50万円があるので所得税はかかりません。
ほとんど無いはずですが、該当する方は税務署で確定申告しましょう。
還付(帰ってくる)されるのは自動車税だけ
自動車税とは、毎年5月頃に郵送されてきてコンビニや引き落としなどで払っている税金です。
軽自動車の場合安いからか返ってきません。
普通車のみですが、排気量によって金額も変わってきます(車検証を見れば排気量は分かります)。
普通車の排気量で小さい車だと1L~1.5Lで34,500円で、大きめの車だと3L~3.5Lで58,000円が年間で支払う金額になります。
4月1日から3月31日までの1年間の税金なので、車を売却後の次の月から残りの月数分だけ月割りで返ってきます。
例えば排気量3Lの車を8月10日に売った場合だと、残りの月数は9月~3月分で7か月分です。
排気量が3Lだと58,000円÷12か月で4,833円です。
4,833円×7か月で33,833円になり、100円未満は切り捨てとなるため33,800円の還付になります。
私が車を売ったときは自動車税の還付も含まれた査定額になりましたが、買取業者によっては何も言われないこともありますので、査定してもらう時には1度確認してみてください。
返ってくることはあっても払う税金はまず無い
簡単にまとめると、
- 自動車税は売却後に還付される場合もあるが、買い取り額の中に含まれることが多い
- 黙って自動車税の還付金を持って行ってしまう悪質な業者もいるかもしれないので確認する
- 支払う必要のあるのは所得税だが、購入金額よりも50万円以上高く売れた場合のみ
車を売る際の税金に関しては上のことを覚えておけば問題ないです。
車の売却が4月中になると、自動車税の納税通知書が車を売った後でも届くことがあります。
名義変更のタイミングが合わなかった、などありますので払わずに売却先に確認しましょう。
損をしないように最低限の税金の知識を覚えておくと良いです。
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